方眼紙とノートパソコンが、同じ机の上にある

工場の作業机に、子供たちがノートパソコンを広げています。

画面にはCADソフトが立ち上がっていて、グリッド上に線が描かれています。

その隣には手描きの方眼紙のノート。

同じ形が、鉛筆でも、マウスでも描かれています。

ある子は片方の手でマウスを動かしながら、もう片方の手で紙に線を引いていました。

CADの画面と手描きの図を、行ったり来たりしながら形を詰めている様子です。

工具が並んだ壁や旋盤を背に、パソコンと紙とペンを同時に使います。

それが「リトルマイスター」の作業机で起きていることです。

なぜ手描きとCADの両方を使うのか

ものづくりの現場では、頭の中にある形をまず紙に描き、
それを寸法のある図面に起こすという順番があります。

いきなり画面上で形を作ろうとしても、
線がどこから来ているのか分からなくなることがあります。

方眼紙に描いてから、CADで正確な形に直していきます。

この教室でも、同じ手順で進めていました。

この日は中学生2人が参加していて、教室としては2回目の開催です。

使っているCADソフトは「Fusion」です。

大人の技術者がそばに立ち、パソコンをのぞき込んで話をしている場面もありました。

一人で画面と向き合うのではなく、隣に人がいて、
手元のノートと画面の両方を見ながら会話が進んでいます。

紙とパソコンをつなげる作業は、一人では詰め切れない

方眼紙に描いた曲線を、そのままCADの数値に変換するのは簡単ではありません。

手で描いた線には、必ず「なんとなくこの角度」という曖昧さが残ります。

それを画面の上で寸法として決め直す作業は、
隣に技術者がいるかどうかで進み方が変わります。

一人で画面に向かっていると、どこかで手が止まります。

実際、ノートパソコンの前で少し手を止めて、考え込んでいる様子の子もいました。

紙の線と画面の線が、同じ形になったとき

方眼紙に描いた線と、CADの画面に表示された線が、同じ形になっていきます。

そこまでたどり着くのが、今回の作業の目指すところです。

頭の中にあったイメージが、紙を経由して、数値のある図面になります。

その過程を、自分の手と目で確認しながら進めることが目的です。

この日仕上げた図面は、このあと3Dプリンターで造形します。

紙に描いた線が、画面の中の数値になり、やがて手にとれる形になっていきます。

今、机の上で起きていること

2人の中学生が、同じ部屋の中でそれぞれのノートパソコンを開き、
手描きの図と向き合っています。

大人の技術者が横につき、画面をのぞきながら声をかけています。

工場の道具に囲まれた机の上で、紙とパソコンの両方を使って形を詰めていきます。

それが、この日の教室で実際に起きていたことです。

お子さんに体験させてみたい方へ

本物の工具と機械を使って、自分の手でつくります。

対象は小学4年生以上で、年齢の上限はありません。

大人の方の参加もできます。

第1・第3火曜の18:00〜20:00に開催していて、体験・見学を受け付けています。

体験は1回3,000円です(入会される場合は入会金から差し引きます)。

見学は無料です。

まずは見学から、お気軽にお越しください。

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子どものものづくり教室